No.654
浮上してない間に面白小説を描き上げたので。
### **「ジャイアンとジュピター」**
のび太の家の庭先で、ドラえもんがひみつ道具を整理していると、そこへジャイアンが勢いよく駆け込んできた。
「ドラえもーん! オレ、恋をしたんだ!!」
ジャイアンのあまりの真剣な顔に、ドラえもんは驚きながらも「え、えっと……相手は誰?」と聞いた。
「セーラージュピター!! あの強くてカッコいい女の子!!」
のび太、しずか、スネ夫も集まってきて、ジャイアンの告白に呆気にとられる。
「ええっ!? なんでまた、ジュピター?」スネ夫が聞いた。
「こないだ、あいつが悪いやつと戦ってるのを見ちまってな! あの雷のパワー、戦う姿……惚れちまったんだよ!」
「で、でも……セーラージュピターって、月野うさぎさんたちと一緒に戦ってる人よ?」しずかが心配そうに言う。
「関係ねぇ! オレの気持ちは本気だ!」ジャイアンは拳を握りしめる。
ドラえもんは「うーん、でも相手は普通の女の子じゃないし……」と困った顔をするが、ジャイアンの熱意は止まらない。
「いいから、なんかいい道具出してくれ! 直接会って気持ちを伝えたいんだ!」
仕方なく、ドラえもんは「どこでもドア」を取り出した。
「ほんとにいいの? セーラージュピター、怒らせたら雷落とされるかもよ……」
「そのくらいの覚悟はできてる!!」
そうして、ジャイアンは「どこでもドア」を開ける。向かった先は、月野うさぎたちが集まる場所だった。
---
### **月野うさぎたちのもとへ**
「はぁ~、今日もいい天気ね!」月野うさぎが伸びをしながら言う。
「勉強もしないでそんなことばっかり言って……」水野亜美がため息をついた。
「うさぎはいつもそうよね!」火野レイが呆れた顔をする。
「まあまあ、せっかくの休日なんだから、のんびりしましょうよ~!」愛野美奈子が笑う。
そのとき、突然どこでもドアが開き、ジャイアンが飛び出してきた。
「セーラージュピター!! オレはお前が好きだ!!」
木野まことは驚きながらジャイアンを見つめた。
「は……? なに、あんた?」
「オレは剛田武!! この町じゃ知らない奴はいねぇ!!」
「……知らないけど」
まことの冷たい反応に、ジャイアンは一瞬ひるむが、すぐに気を取り直して続ける。
「お前の戦ってる姿を見たんだ! めちゃくちゃ強くてカッコよかった!! それでオレは……オレは……!!」
「それで?」まことは腕を組んでジャイアンを見下ろす。
「……つ、付き合ってくれ!!」
その瞬間、周りのセーラー戦士たちは目を丸くした。
「ちょ、ちょっと待って! なんで私なのよ!?」
「お前はオレの理想の女だからだ!! 強くて、優しくて、料理もうまそうだし!!」
「料理……?」
「オレの店を手伝ってくれ! オレと一緒に世界一のラーメン屋を開くんだ!!」
「ちょ、ちょっと待って! いきなり何言ってるの!?」
まことは顔を引きつらせる。
「アンタ、私のこと本当に知ってるの? 戦ってる姿を見ただけでそんなこと言われても……」
「知らなくてもいい!! これから知っていけばいいんだ!!」
まことは呆れた顔をした。
「……はぁ。悪いけど、私はそういうの興味ないのよね。特に、いきなりこんな押し付けられるのは嫌い。」
「なっ……!!」
「それに、私より強い人なんて世界中にいくらでもいるわよ。そんな簡単に『好きだ』なんて言うのは、ちょっと軽くない?」
「ち、違う! オレの気持ちは本気だ!」
「本気なら、まずはもっと私のことを知って、それから考えなさいよ。」
ジャイアンはショックを受けるが、そこでまことは少し微笑んだ。
「でもね……まあ、少しは見どころあるかもね。あんたみたいにストレートにぶつかってくる人、最近あんまりいないし。」
「おおっ!! ってことは……!?」
「残念ながら、答えはNO。でも……そうね、せっかくだし、一度だけ料理の勝負でもする?」
「料理の……勝負?」
「私が作るお弁当と、あなたのラーメン、どっちが美味しいか、みんなに判定してもらいましょう!」
ジャイアンは拳を握る。
「よーし! 負けねぇぞ!!」
こうして、ジャイアンと木野まことの料理対決が始まることになった――。
**(続く……?)**畳む
### **「ジャイアンとジュピター」**
のび太の家の庭先で、ドラえもんがひみつ道具を整理していると、そこへジャイアンが勢いよく駆け込んできた。
「ドラえもーん! オレ、恋をしたんだ!!」
ジャイアンのあまりの真剣な顔に、ドラえもんは驚きながらも「え、えっと……相手は誰?」と聞いた。
「セーラージュピター!! あの強くてカッコいい女の子!!」
のび太、しずか、スネ夫も集まってきて、ジャイアンの告白に呆気にとられる。
「ええっ!? なんでまた、ジュピター?」スネ夫が聞いた。
「こないだ、あいつが悪いやつと戦ってるのを見ちまってな! あの雷のパワー、戦う姿……惚れちまったんだよ!」
「で、でも……セーラージュピターって、月野うさぎさんたちと一緒に戦ってる人よ?」しずかが心配そうに言う。
「関係ねぇ! オレの気持ちは本気だ!」ジャイアンは拳を握りしめる。
ドラえもんは「うーん、でも相手は普通の女の子じゃないし……」と困った顔をするが、ジャイアンの熱意は止まらない。
「いいから、なんかいい道具出してくれ! 直接会って気持ちを伝えたいんだ!」
仕方なく、ドラえもんは「どこでもドア」を取り出した。
「ほんとにいいの? セーラージュピター、怒らせたら雷落とされるかもよ……」
「そのくらいの覚悟はできてる!!」
そうして、ジャイアンは「どこでもドア」を開ける。向かった先は、月野うさぎたちが集まる場所だった。
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### **月野うさぎたちのもとへ**
「はぁ~、今日もいい天気ね!」月野うさぎが伸びをしながら言う。
「勉強もしないでそんなことばっかり言って……」水野亜美がため息をついた。
「うさぎはいつもそうよね!」火野レイが呆れた顔をする。
「まあまあ、せっかくの休日なんだから、のんびりしましょうよ~!」愛野美奈子が笑う。
そのとき、突然どこでもドアが開き、ジャイアンが飛び出してきた。
「セーラージュピター!! オレはお前が好きだ!!」
木野まことは驚きながらジャイアンを見つめた。
「は……? なに、あんた?」
「オレは剛田武!! この町じゃ知らない奴はいねぇ!!」
「……知らないけど」
まことの冷たい反応に、ジャイアンは一瞬ひるむが、すぐに気を取り直して続ける。
「お前の戦ってる姿を見たんだ! めちゃくちゃ強くてカッコよかった!! それでオレは……オレは……!!」
「それで?」まことは腕を組んでジャイアンを見下ろす。
「……つ、付き合ってくれ!!」
その瞬間、周りのセーラー戦士たちは目を丸くした。
「ちょ、ちょっと待って! なんで私なのよ!?」
「お前はオレの理想の女だからだ!! 強くて、優しくて、料理もうまそうだし!!」
「料理……?」
「オレの店を手伝ってくれ! オレと一緒に世界一のラーメン屋を開くんだ!!」
「ちょ、ちょっと待って! いきなり何言ってるの!?」
まことは顔を引きつらせる。
「アンタ、私のこと本当に知ってるの? 戦ってる姿を見ただけでそんなこと言われても……」
「知らなくてもいい!! これから知っていけばいいんだ!!」
まことは呆れた顔をした。
「……はぁ。悪いけど、私はそういうの興味ないのよね。特に、いきなりこんな押し付けられるのは嫌い。」
「なっ……!!」
「それに、私より強い人なんて世界中にいくらでもいるわよ。そんな簡単に『好きだ』なんて言うのは、ちょっと軽くない?」
「ち、違う! オレの気持ちは本気だ!」
「本気なら、まずはもっと私のことを知って、それから考えなさいよ。」
ジャイアンはショックを受けるが、そこでまことは少し微笑んだ。
「でもね……まあ、少しは見どころあるかもね。あんたみたいにストレートにぶつかってくる人、最近あんまりいないし。」
「おおっ!! ってことは……!?」
「残念ながら、答えはNO。でも……そうね、せっかくだし、一度だけ料理の勝負でもする?」
「料理の……勝負?」
「私が作るお弁当と、あなたのラーメン、どっちが美味しいか、みんなに判定してもらいましょう!」
ジャイアンは拳を握る。
「よーし! 負けねぇぞ!!」
こうして、ジャイアンと木野まことの料理対決が始まることになった――。
**(続く……?)**畳む